里山に学び、自然と遊び、人生のワクワクを探求する。
新しい知識との出会い ・ 経験したことのない体験
未来に向けたチャレンジ ・ 画期的なアイデアのひらめき
みんなで目的を達成した喜び ・ 生み出した誰かの笑顔
そんな瞬間を分かち合える仲間と里山という自然のフィールドで
好きなこと、楽しいこと、やりたいことをする。
わたしたちが提唱する人生のワクワク。
薪倶楽部とは
中山間地域の豊かな自然資源の循環を目指して、先人たちの里山の知恵に学び、自然の恵みで生活を豊かにするとともに、自然と遊び、人生のワクワクを探求し、メンバーの親睦と地域に暮らす住民との交流を図ることを目的としています。
[結成年月日:2017年10月10日 会則制定:2020年8月15日]
〈主な活動〉
・中山間地域における自然環境の保全活動
・自然資源の有効活用と循環のしくみ作り
・ボランティア活動における里山の知恵と技術の継承
・里山資源の発掘と遊びの探求
持続可能な開発目標(SDGs) - 国連広報センター https://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/
薪倶楽部が生まれた経緯
始まりは、薪ストーブユーザーから聞こえてきた「薪の確保が難しい」という悩みでした。 毎年、大量に消費する薪を確保するため、建設現場から出る端材の無償提供情報にアンテナを張り、外出のついでに薪になりそうな木を探す。自分で木を伐りますから!と、山林の所有者に交渉することもありました。
「木を伐りたいけど、伐ってもいい木がない」
一方、既に里山の環境保全活動として定期的に支障木を伐採していた中倉あすなろ会。地域に暮らす住民の参加率はとても高いけれど、そもそもの住民が少ない。
「伐りたい木がたくさんあるが、人手が足りない」
そんな両者が出会い、薪ストーブユーザーと中倉あすなろ会の協働によって中倉地区の環境保全活動はパワーアップ。
その後、薪ストーブユーザーが同じ悩みを持つ薪ストーブユーザーを呼び、アウトドアが大好きで焚き火のために薪がほしいと新たなメンバーが加わり、薪はいらないけれど活動が楽しいからと参加するメンバーが徐々に増えていきました。
そして2017年10月、このコミュニティから薪倶楽部が誕生することになりました。
中山間地域における自然環境の保全活動
人は減り、田畑や山は荒れ、鳥獣被害に悩む。日本全国の中山間地域に共通する課題です。 薪倶楽部の活動拠点は、里山なかくら(岩国市由宇町中倉)ですが、実はメンバーの誰一人も中倉地区には暮らしていません。いわゆる、よそ者です。しかし、わたしたちの日 常生活には薪ストーブがあり、趣味のアウトドアには焚き火があり、そこには薪という自然からの恵みを必要としています。その豊かな 自然があってこそ、わたしたちは生きがいや喜びを感じる暮らしが できています。
その自然への感謝の念と失われつつある美しい里山の景観を守るために活動する中倉あすなろ会に共感し、自然環境の保全活動に取り組んでいます。
自然資源の有効活用と循環のしくみ作り
わたしたちは、里山なかくらに暮らす中倉あすなろ会の環境保全活動に参加し、主に支障木の伐採を地元住民のみなさんと一緒に活動しています。
実は、薪倶楽部が参加する以前には、地元住民の中にも伐採木を必要とする方が少なかったため、そのまま山の中へ廃棄されていました。
わたしたちは、里山の環境保全活動の副産物として生まれた伐採木を有効に活用するため、薪にして生活に活用しています。
薪の他にも、スウェーデントーチをつくったり、端材からコースターを作ったり、クヌギやナラなどはシイタケ栽培の原木として活用しています。
商品やサービスが充実し、日常生活が便利になる一方で、かねて営まれていた里山の暮らしの中にある自然資源を循環するしくみは失われつつあります。
今、改めて里山の資源を見直し、有効に活用することで、自然資源が循環する持続可能な里山を目指しています。
ボランティア活動で里山の知恵と技術の継承
倶楽部は、無報酬のボランティア活動。ですが、里山の環境保全活動によって生まれた自然の恵み(伐採木など)を分けていただいています。そして、いただいているもう一つの貴重な資源...
それは、「里山の知恵と技術の継承」です。
薪ストーブや焚き火のために薪を必要としていますが、その薪をつくるための伐採や運搬などの作業には危険が伴います。中山間地域に長年暮らしてきた里山の達人たちと一緒に活動することが、わたしたちの経験となり、里山の知恵と技術を受け継ぐ貴重な機会となっています。
里山資源の発掘と遊びの探求
ないものはない。
中倉地区には公共交通機関は走っていません。スーパーもコンビニもありません。街灯もほとんどなく、車がなければ生活することは難しい。そう、まさに不便です。
しかし、よそ者のわたしたちは“ここにしかないもの”がたくさんあると思っています。里山に暮らす人々にとって“あたりまえの日常”も、そこに暮らしていないわたしたちにとっては“かけがえのない非日常”です。
例えば、畑づくりから始まるそばづくり、クヌギ林に潜むカブトムシ、伐採した広葉樹で育てた 2 年越しの原木しいたけ、除草のために訪れた やぎとのふれあい。
ないものはない。けれど、“ここにしかないもの”がある。
薪生活のすすめ
「薪は三度、人を暖める」という古いことわざがあります。
一度目は、薪の原木を切り、薪割りをして体全体を暖める
二度目は、その薪のたき火で体を外から暖める
三度目は、薪の炎で作った料理で体を中から暖める
しかし最近では「薪は四度人を暖める」といわれています。
四度目とは・・
「薪は人の心を温める」・・
確かに、見ているだけで心が癒やされ温まりますよね。
あなたも四度、暖まりましょう。
薪づくり
薪ストーブ
焚き火
活動拠点
薪広場(作業場)
薪コンテナ
※支障木の伐採、薪販売などのご相談に応じます。
連絡先 推進リーダー 中部 俊之 TEL 09094160197